スガノミクスの関連株のシンボル的な存在として買い人気を集めて値上がりが続いていた東証1部のチェンジが、ついに大暴落した。9月28日の前場に1万2780円の上場来高値をつけたが、その日の終値は一転して9,370円のストップ安になってしまい、9月30日に再び8060円迄急落した。これで上場来高値からあっという間に37%の下落率という大暴落となった。
日足チャートは上場来高値での巨大陰線包み足となり、これは昨年11月から始まった今回の上昇相場で初めて。また週足チャートでも同じく上場来高値での大陰線包み足。さらに月足チャートでは9月は極めて長い上ヒゲを引いた。
こうしたチャートの形は典型的な大天井打ちの形であり、一時的な反発場面があっても戻り売りのパターンと見ておく方が良いと思う。
ちなみにチェンジと同じ日足、週足、月足が揃っての天井打ちの形は2018年1月の杉村倉庫(9307)が大天井を打った時と同じだ。杉村倉庫は典型的な思惑仕手株、チェンジは材料がしっかりしているという違いはあるが、やはりチャートの形は無視できない。少なくともしばらくは近づかない方が無難な株になったと言える。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。