東証2部の水素関連株である千代田化工(6366)が4月9日に549円の高値をつけてから調整安になっていた。これは決算発表でサプライズが無かったために失望感で売られていたものだ。しかし5月26日の安値383円で底打ちしたのではないかとみられる。
月足チャートを見ると昨年12月から今年4月にかけて大底から最初の上昇相場があり、現在は初めての調整場面なので、いわゆる「初押しは買い」というセオリーに沿って見る必要がある。元々東証1部への市場変更の思惑が底流にあったが、すでに債務超過も解消されており、水素事業に関する思惑と合わせてそろそろ再び目を向ける頃合いに来ていると思う。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。