日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手海運3銘柄は、今年に入ってから非常に大きな上昇相場になっていたが、揃って9月相場で最高値をつけて大きく崩れた。週足チャートを見ると3銘柄とも9月の最高値で大陰線での陰線つつみ足になっており、典型的な天井打ちの形になっている。
しかも月足チャートでも特に日本郵船と川崎汽船は極めて長い上ヒゲを引いており、チャート的には非常に厳しい。最高値から大きく下げたので、当然自律的な反発はあっても再び高値を抜きに行くと考えるのは欲張りだろう。バルチック海運指数も6月11日以来の低水準に下げている。利食いしそこなったり、高値で飛びつき買いをしてしまった向きは、無理をせずに適当なところで戻り売りで対処した方が良いと思う。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。