早見は5月から様々な場で今回の米株の下げは2020年のコロナ暴落の時のような短期で終わるものではなく、2007年の天井打ちの時と同じ形だと指摘してきた。特にひどいのがナスダック指数だが、月足チャートを見ると5月から36ヵ月線を下回ってきている。もし月末終値でも36ヵ月線を下回って終わると2010年8月以来12年ぶりのことになる。
今月は6ヵ月線と24ヵ月線もデッドクロスしてきたが、これも2016年8月にゴールデンクロスして以降で初めてのことだ。つまりこれだけ見ても2020年の暴落の時とは全く違うという事が分かるはずだ。したがって2007年の天井打ちから2008年のリーマンショックへと至る道筋を振り返って参考にすべきだ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。