高配当株の代表として大相場になっていた海運株だが、ついに大天井を打ったかと思われる株価の崩れを見せている。それを最もよく表しているのが川崎汽船(9107)の週足チャートだ。先週7,770円の最高値で陰線包み足の形になった。長らく大きな上昇相場が続いて最高値で出現した陰線包み足は、典型的な天井打ちシグナルのひとつだ。
川崎汽船は今月が最高値だが、既に日本郵船(9101)は1月に5,236円で最高値をつけており、商船三井(9104)は2月の5,511円が最高値だった。最後に川崎汽船が最高値をつけてとどめを打ったかに見える。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。