日経平均の月足チャートは、7月に4万2426円の史上最高値をつけて陰線包み足で天井打ちの形になった。そして8月5日の暴落で3万1156円まで突っ込んだので、「高値での陰線包み足は天井打ちを示す」のセオリーどおりとなった。
しかし8月の月足は一転して極めて長い下ヒゲを引いている。実に荒い動きだ。ひとまず7月の最高値での陰線包み足が天井打ちの形であったことは、8月の暴落で証明された。
問題は8月の極めて長い下ヒゲが信頼出来るものであるかどうかだ。円高圧力が重くのしかかっているので、7月の高値を抜くのは容易なことではない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。