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大損と塩漬けを防ぐ大切さ2013.08.30

日本の株価は、昨年11月から半年間好調に大きく値上がりしたので、面白いように儲かり、財産を増やす投資家が続出した。しかし、5月の高値以降は一転して戦後の日本株の歴史に無い激しい上下の激動になっており、海外情勢や消費税増税問題を睨み、日経平均は下げ波乱の形になってきた。

会員の方々やセミナーにご参加の方々からは、「11月以降今までに無い大儲けができた」という喜びの声もたくさん頂戴した。しかし、もっと重要なのは下げ波乱の調整局面でいかに損失を食い止めることができるかである。株式投資は利益が保証されているものではないので、どこかで必ず損を被る場面があるが、ロスカットルール厳守や無理な集中投資をしないこと、材料にこだわり過ぎないことなどを様々な場で呼び掛けてきた。それが功を奏して、このところの調整安の局面でも、「今までのようには大きな損にならなくなってきた」という声が多く聞かれるようになっている。

通常の個人投資家であれば、下がってきた時になかなか踏ん切りがつかず、そのままズルズルと保有することで大きな損失を被り、立ち直りが難しくなるのがお決まりの姿だが、早見のアドバイスに従って、柔軟な損切りやロスカットルールを厳守していただくことで、損が出ても今までの損失よりは少なくなっているということが重要だ。投資家は儲けることばかり考えがちであるが、むしろ損失をいかに小さく食い止めるかが重要だと思う。損をゼロにすることは不可能だが、可能な限り小さく抑えることによって収支が黒字になったり、致命傷にならないようにしていける。今後もロスカットルールを厳守しながら、株式投資を行っていくようにしていただきたい。

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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