2020年の東京五輪に向けて外国人観光客もまた増加してきており、インバウンド関連の銘柄も要注目だが、東証一部のソースネクスト(4344)が昨年12月に手のひらサイズの通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」を発売した。これは63の言語に対応するもので、双方向のコミュニケーションが可能だ。ネット上の翻訳エンジンを使う為、事前登録した単語で翻訳するよりも語彙が豊富なのもポイントだ。全国のホテル、ドラッグストア、化粧品売り場、空港などで導入が進んでいる。
3月11日付の日経ヴェリタスによると、昨年10月の予約受付から僅か11日で初回生産分が完売し、現在も品薄状態だという。12月にはアメリカやカナダでの独占販売権も取得した。
東証二部のパシフィックネット(3021)も子会社のケンネットがこの「ポケトーク」のレンタル販売を開始すると発表し、パシフィックネットの株価も急上昇して新高値になった。
ソースネクスト(4344)の今後の株価の行方も注目される。
■ソースネクスト(4344) 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。