世界の株価は言うまでもなく2008年のリーマンショックの大暴落で大底を打ったところから現在に至るまでの株価の大きな上昇トレンドを描いてきた。
今回は新型コロナウイルス問題で世界中の株価が暴落状態になったが、NYダウの月足チャートを見ると、リーマンショックの大暴落が大底を打った2009年3月からここまで振り返ると、36ヵ月移動平均線が強力な下値の目安として機能してきたことが分かる。36ヵ月ということは3年に相当するが、チャートを見ると2011年10月の底打ち、2015年と2016年の底打ち、2018年12月の底打ちといずれも36ヵ月線に到達したか、あるいは一時的に下回ったところで底打ちとなっている。今回も2月末に2万4680ドル台に突っ込んだところで36ヵ月線を下回り反発に転じた。止まるべきところに到達したので、ここは逆張りのとらえ方でNYダウを見るべきだと思う。東証に上場しているNYダウダブルブルETN(2040)を研究してみるとよい。これは日経225レバレッジETFと同じタイプのものだ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。