このところ日本の主要な株価指数の中でも最も弱い動きになっていたのがマザーズ指数である。市場関係者や投資家の間では「世界最弱の指数」とも言われるほど悪い動きになっていた。実際月足チャートを見ても最高値をつけたのは昨年10月の1368で、そこから今月17日の安値968まで29%も下げてしまった。日経平均は今年2月と9月のダブル天井、TOPIXとジャスダック平均、東証2部指数は9月が最高値なのでマザーズだけが突出して弱かったのがよく分かる。
しかし週足チャートで逆張り指標の24週RSIは17日時点で33.7に下がっているが、これは今年最低で、昨年3月以来の低水準となっている。また日足チャートでも25日線とのカイリ率は17日前引け時点でマイナス9.5%に拡大している。昨年3月の大底以降ではマイナス8.9~マイナス12.4%のところで底打ち、急反発に転じてきた。したがってさすがに逆張り的なとらえ方をしても良い局面に入ってきているのではないかと思われる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。