早見の『九星気学と干支からみた2016年大予測』が12月15日に発売になったので、既にお買い求め頂いているお客様の手元には届いていることと思う。
例年、大予測の中では、日経平均の推移や注目銘柄、そして政治や経済、国際情勢についてなど様々な側面から予測、解説をしているが、特に2016年大予測で注目頂きたいのは原油相場の動向だ。詳しくは2016年の大予測91ページからの原油と金についての箇所をよくお読み頂きたい。
NY原油は、12月14日に34ドル台まで下落し、連日年初来安値を更新し続けている。下落率は年初から30%を超えてきた。CRB指数も172・09を記録し、2002年8月以来の安値水準まで下落してきた。参考までに2002年8月時点の原油価格はというと、30ドルを割り込んでいる。原油価格間は依然として世界的な供給過多が長期化するという懸念から、現実に30ドル台割れも視野に入ってきた可能性があり、下げ止まりの機運が見えない。
しかし、原油相場にとって2016年は、これまでの流れが大きく変化しやすい星回りの巡り合わせになる。その転換のきっかけになるのが政治的な問題なのか、あるいはOPECが本来の機能を取り戻し減産を決定するのか、非常に注目が高まる年になると見ている。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。