2016年は政策に沿った様々なテーマが引き続き株式市場で注目される。ロボット、人工知能、IoT、ドローンその他様々なテーマが用意されているが、そのうちの1つがやはり自動運転だ。
これに絡み、かねてから株式市場で話題となっていた自動運転とロボットに絡むベンチャー企業ZMPが2016年1―3月に上場するのではないかという期待が高まってきている。
すでにそれを暗示するかのようにZMPは11月末に1株を2000株に分割して流動性を高めたほか、株券の廃止も発表した。上場すれば株券は電子化され、振替決済となるので、株券廃止を発表したということはいよいよ上場が近づいてきている事を示唆している。
株式市場ではアイサンテクノロジー(4667)を始め、いくつかの関連銘柄がかねてから注目されていた。早見もFAXやメール会員、有料情報、週刊レポートなどでアイサンテクノロジーを一貫して追いかけてきたが、その他アートスパーク(3663)、ドリームインキュベータ(4310)、パスコ(9232)、ゼンリン(9474)、萩原電気(7467)、日本セラミック(6929)、フューチャーベンチャーキャピタル(8462)などの動きが引き続き注目される。
おそらくZMPの上場が発表されるまでが勝負どころであり、発表されると一時的に株価が値上がりしても、材料出尽くしとなる可能性もあるので、その点頭に入れながらまず年明け新春相場の期待材料としてマークしておこう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。