アベノミクスは大きく円安に引っ張ることにより株高をもたらすものでもあり、企業業績の急向上と相まって2012年秋以降大きな円安・株高トレンドを作った。
しかし昨年6月にドル円は125円台で円安の大天井を打ったと見られる。
月足チャートを見ると今月は大陰線で円高方向にぶれて来たが、2015年1月の115円台、8月の116円台、今年1月の115円台という115~116円の下値の抵抗ラインを今月突き破り、底抜けして111円台まで大きく円高にぶれて来ている。この月足チャートを見れば大きな円安トレンドは完全に終了したと見て取れる。
円安が大天井を打った後、その翌年は過去の例から見て更に大幅な円高にぶれる習性がある。ドル円がどこまで円高が進むについては、今月の早見のセミナーの講義録を是非お読み頂きたい。
■ドル/円(月足)
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。