東証一部の騰落レシオは3月4日に100%を回復した。これを受けて早見もラジオ番組などでこれは強気シグナルだとコメントしたが、その後14日に115%台まで更に上昇してきた。
騰落レシオの上昇に対して警戒感を抱く向きもあるが、騰落レシオが上昇していくのは株価に勢いがついてきた証拠であり、前回昨年9月末から12月にかけての上昇局面でも騰落レシオが100%を回復した後、10月15日に116%台まで上昇した。この時の日経平均は1万8100円前後だったが、その後12月1日の高値2万12円まで更に値上がりしていき、騰落レシオも一時140%を超えた。
昨年1月底打ちからの上昇転換局面でも同じであり、100%を超えて110%を上回ってきたのは弱気になるのではなく、むしろ先高期待を持って見るべきではないかと考えている。
余程の悪材料で崩れない限り、自然な方向性としては日経平均は上に向かっていくと思われる。
■日経平均(日足・騰落レシオ)
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。