ドル円相場は昨年125円台で大天井を打った形となり、直近では105円台まで20円も円高が進んだ。
月足チャートを見ると、今月10ヵ月線と20ヵ月線がついにデッドクロスしてしまった。これはアベノミクス相場が始まって以来初めてだが、前回は2007年に124円台で大天井を打った後、2008年1月末に106円台でこのデッドクロスが確定した。その後2011年の底値75円台に向けての猛烈な大幅円高局面が続いた。
早見は既に昨年12月に120円台のところで米ドルMMFを全て利食い指示したが、10ヵ月線と20ヵ月線のデッドクロスは大天井を確認したシグナルと言えるので、よほどの事が無い限りもはや125円のピークを抜く事は出来ないだろう。歴史的な円安局面は終了し、後は短期的にどの程度まで戻せるかという力試しとなる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。