マザーズ市場が7月19日のマザーズ指数先物の取引開始を前に思惑が高まり、このところ大いに人気化していた。マザーズ指数は2月の底値から4月の高値まで一気に85%も上昇し、2013年の高値を3年ぶりに抜き新局面に入っていた。
続いて注目されるのがジャスダック市場だ。ジャスダック平均の週足や月足チャートを見ると、昨年7月の最高値2874と12月の戻り高値2704を結んだ右下がりの抵抗ラインが作られていることがわかる。
一方、安値は昨年8月の2300と今年2月の2198を結んだ右下がりのラインとなっており、今年2月までは右下がりのボックスの形になっていた。
しかし、直近でこの右下がりの上値抵抗ラインをいよいよ上に突破するところにきている。2月の最安値と4月、5月の安値を結んだ右上がりの抵抗ラインが今度は作られており、2月以降は大きな三角持ち合いの形になってきた。
マザーズに続いて今度は出遅れ気味だったジャスダック市場の見直し人気が高まって来る可能性もあり、要注目と言える。東証二部指数もジャスダック平均と全く同じ形になってきており、新興市場もジャスダックや東証二部の銘柄にも大いに目を向けるべきだと思う。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。