国際的な商品市況の指標になっているCRB指数が、1月の底値154ポイント台から今週192ポイント台まで上昇し、昨年11月以来7ヵ月ぶりの水準を回復した。
これで月足で底値から4本連続陽線で立ち上がっており、リーマンショックの大底を打った2009年2月からの3本連続陽線での立ち上がり以来の強い形を見せている。また、月足MACDも5月末にゴールデンクロスした。
原油相場が10ヵ月半ぶりに50ドル台を回復するなど、世界的に商品市況の回復傾向が目立ってきている。
CRB指数は、一昨年6月の天井打ち以降、ここまでの暴落過程で初めて月末終値でも10ヵ月線を上回ってきた。リーマンショックの底打ちの時も2009年6月に月末終値で上回って以降、更に上昇傾向が続いていた。今後の商品市況の戻りに注目したい。
■CRB指数 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。