イギリスのEU離脱ショックで、日本の株価も6月24日に全面暴落の形になった。日経平均はいまだにその6月24日のザラバ高値すら抜けていないが、これに対してマザーズ指数は6月24日のザラバ高値を抜き、6月14日以来の水準を回復した。
7月4日に終値で25日線を上回ったが、これも6月10日以来だ。6月の月足チャートは長い下ヒゲの陰線となったが、今月はこの日経平均を大きく上回る戻りの強さが本物かどうか、実力を試されることになるだろう。
19日からマザーズ指数先物の取引が始まるが、それに絡めて思惑的な動きが再燃する可能性もある。ただ、欧州での不安感が再燃してきており、状況によってはマザーズといえども足を引っ張られる可能性は十分にあるので、注意が怠れない事は言うまでもない。
今週は再び下げて、一目均衡表の基準線と転換線を下回ってきた。通常なら調整局面入りを示唆するのだが。
■東証マザーズ指数 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。