アメリカのApple(アップル)が提供する決済サービス「Apple Pay(アップルペイ)」が10月25日に日本でもスタートした。スマートフォンのiPhoneが定期券やクレジットカード代わりになり、日本人が使っているスマホで半分以上のシェアを占めているiPhoneに対応することで、モバイル決済の世界が大きく変わりそうだ。
JR東日本が展開している電子マネー「Suica(スイカ)」にも対応しており、Suicaだけで累計約6144万枚発行されている。しかも「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など、全国の交通系電子マネーとも連携しているので、これにより全国約4800の駅と約36万の店舗で利用出来るようになった。
現在、国内の電子マネーによる決済金額は昨年で4兆6443億円に上り、殆どはソニーが開発した「FeliCa(フェリカ)」を採用している。しかしApple Payが日本に上陸したことにより、いよいよ財布もクレジットカードも持ち歩く必要がなくなる新しい社会が広がっていきそうだ。
株式市場でもこのApple Payに直接関連している銘柄として、東証2部のフライトHD(3753)の業績や株価の動きが注目されている。
■フライトHD(3753) 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。