かねてからセミナーの場や週刊レポートなどで繰り返し指摘してきたことだが、このところローソク足チャートの常識とも言える「長い上ヒゲをつけたら天井」という捉え方が覆される動きが続出している。
早見もこの点に昔から注目して毎月のセミナーでは特に詳しく話をしてきたが、本来なら極めて長い上ヒゲが出た場合は、それで株価が天井を打ち崩れていくというのが教科書的な見方だ。
しかし、下のチャートにあげた任天堂(7974)の月足チャートを見ていただいても分かるように、昨年7月に極めて長い上ヒゲを引いたものの、翌8月以降また値上がりに転じていき、直近5月相場でついに昨年7月の高値を抜いて上ヒゲ全否定となり、そこから更に大きく株価が上昇していった。5月のセミナーで予告した通りになった。
したがって、長い上ヒゲを全否定しての高値を取りに行く動きは素直についていくのが基本になることを改めて頭に入れておきたい。
■任天堂(7974) 月足 ※推奨銘柄ではありません。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。