日経平均はアベノミクス相場での最高値を更新してきたが、10月22日投票の総選挙で自民党が圧勝するという期待が背景にある。
これで思い出されるのが2012年の総選挙で自民党が政権を奪回した後、アベノミクス相場に火がついていった時や、2005年の小泉首相による郵政改革総選挙で自民党が圧勝し、その後日経平均がぐんぐんと大きく値上がりしていった相場だ。
どちらも特徴的なのは、月足で多くの陽線を連続して積み重ねていって大きく値上がりしていったことだ。今回は9月からまだ2本目であり、過去の例から見て報道通り自民党が勝利するのであれば、今後さらに大きく値上がりしていくという期待は十分に持つことができる。
売りに回っていた個人投資家がたまらずに買いに転じていく局面がやがて到来するだろう。本当の意味での株価の天井打ちはまだ先と見られる。
■日経平均 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。