早見は1月に日経平均が最高値を付けて崩れた場面で、2月に月足MACDが下向きに転じた事を捉え、セミナーやラジオ番組などで非常に悪い形だと警告してきた。
アベノミクス相場が始まって以降、月足MACDが下向いたのは前回は2015年8月、前々回は2014年1月だったが、いずれもその後反発場面はあっても更に値下がり傾向が続いていった。
小泉相場の時も2006年5月に下向き、翌6月に更に大きな値下がりを見せた。2000年のITバブルの天井打ちの時もやはり月足MACDが下向き、その後奈落の底に大暴落していった。
今回の1月以降の下げは軽い調整安ではなく、非常に大きな下げであり、一過性のものと見ることはできない。警戒を怠らないように見ていこう。
■日経平均 月足(MACD付き)
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。