今週の『相場観』コラムでもコメントしたが、今年1月の最高値以降、日経平均の週足チャートを見ると2015年に高値を付けてから大きく崩れ、その後ほぼ一本調子に戻り高値を付けにいった時と同じ形になっていることが分かる。
直近では5週線と26週線がゴールデンクロスしていたが、これも2015年の戻り高値の場面と同じで、前回はそのゴールデンクロスの場面がちょうど戻り高値になった。
しかも、前回その戻り高値で日経平均のザラバベースの週足は陰線つつみ足で再び下げに転じたが、今回も5月21日に2万3050円の戻り高値を付けてやはり陰線つつみ足で再び下げに転じており、今のところは当時と瓜二つの形になっている。
新興市場も直近で大きく崩れてきており、不気味な気配になってきた。現状では日本株については2015年型を警戒して見ていく必要がある。
■日経平均 週足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。