日経平均は今年1月に2万4100円台で最高値を付けた後、大きく下げたが4月から5月にかけて反発を見せた。しかし現時点で月足は5月と6月連続で上ヒゲを引いており、今月は月足のMACDもデッドクロス寸前だ。これは前回2015年9月にデッドクロスして以来だ。
月足MACDのデッドクロスは必ずしもその後すぐに一段安になることを決定づけるものではない。アベノミクス相場が始まって以降、ここまでを見ると2014年4月と2015年9月、いずれも月足MACDがデッドクロスしても日経平均は崩れずにそこから反発局面に入っていった。
今回も同じパターンになる可能性もあり、うかつには方向性を決めつけることは出来ないが、注意しておくに越したことは無い。特に今回は米中貿易戦争など外部要因が大きく影響しているだけに注意が怠れない。
■日経平均 月足(MACD付き)
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。