安倍首相は来年予定通り消費税を10%に増税する方針を表明した。政治的には前回と同じように増税を回避する余地を残してはいるものの、さすがによほどのことが無い限り、今回は増税を実施すると見ておかなければならないだろう。
日本経済全体にとっては悪材料だが、一方で政府は国策でキャッシュレス化を推進しており、消費税増税にあたってもクレジットカードなどキャッシュレス決済を行なう場合はポイントで還元する方針を打ち出すなど、消費税増税を逆に好材料としてキャッシュレス決済の関連株が注目されてきている。
早見の推奨銘柄では週刊レポート会員が持続していたフライトHD(3753)が値幅を取り、直近でもテクノホライゾン・HD(6629)に取り組み、こちらも値幅を取っている。
さらに週刊レポートではビリングシステム(3623)も直近で下げてきたところを利用して押し目買いに成功した形になっており、着実に成果を上げている。
キャッシュレス決済関連株は「国策に売り無し」ということで、今後も更に注目されていくものと思われる。
ただ、フライトHD(3753)は18日の引け後に9月中間期の営業利益予想が1億8000万円の赤字から2億5000万円の赤字に下方修正されたので要注意。
■テクノホライゾン・HD(6629) 週足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋・追記したものになります。