10月のセミナーでも解説したように、今月はNYダウ、日経平均、TOPIXの月足が揃って陰線つつみ足で崩れてしまった。
NYダウは過去最高値、日経平均はアベノミクス相場での最高値、TOPIXは戻り高値での陰線つつみ足であり、非常に不気味で気になる形と言える。過去20年ほど遡って振り返って見ても、もちろんダマシはあるものの、大きな上昇相場でこのような形が出現するのは決して安心できるものではない。
日経平均だけを例にとっても2007年の小泉ミニバブル相場の天井打ちの場面でこの月足陰線つつみ足が出現しており、2000年4月のITバブルの天井打ちの時にも出現していた。
TOPIXも2015年8月の高値や、2000年7月の高値で出現しており、いずれもその後大きな暴落相場に突入していくスタートを告げた悪い形になっていた。
そこに今回はNYダウも加わっており、10月相場の崩れは決して軽く見るわけにはいかないので、十分に注意していく必要がある。
その辺りについては10月の月足確定を受けて、11月10日開催の東京セミナーで改めて詳しくお話したいと思うので、是非参考にしていただきたい。
■日経平均 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。