今週ナスダック指数の13週線と52週線が2016年の底打ち以降で初めてデッドクロスしてしまった。既にアメリカの小型株の指標であるラッセル2000指数もやはり2016年の底打ち以降で初めてこのデッドクロスを実現していた。
早見は10月相場で大きく崩れた時に、10月の日経平均とNYダウの月足が揃って最高値での陰線つつみ足になったことを捉えて、これはITバブルの天井打ちだった2000年の時以来だと指摘した。
その後も今月に入ってからラッセル2000、ナスダックと先に順次大きなデッドクロスを示しているのは、やはりITバブルの天井打ちの時を思い起こさせる形だ。
一時的な株価の反発場面はあるにしても、引き続き注意を怠れない相場が続くのではないかと思われる。
■ナスダック指数 週足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。