深刻な人手不足を背景に、いかにして人手を省き、効率良く働いていけるかというビジネスモデルの変化が進んでいる。コンビニやドラッグストアや飲食店など現場ではキャッシュレス決済が急速に普及してきているのもそのためで、無人店舗も試験的に始まっている。
それに絡み、顔認証決済が注目度を高めてきた。客が商品を選んでモニターのついたカウンターに乗せると、カメラがバーコードなどを読み取り、支払額を表示し、暗証番号を入力すればクレジットカードで決済できるのは通常のキャッシュレス決済と同じだが、ポイントは事前登録した客の顔をカメラが認証することで店舗のゲートを開ける仕組みだ。これにより店舗の無人化や大幅な人員削減が可能になる。
もちろん販売現場だけではなく、空港やイベント会場などでも顔認証を導入する動きが広がりつつある。
人手不足に対する対応とセキュリティ強化の二つの側面から今後の大きな方向性として、顔認証への期待と注目が株式市場でも高まっていくと思われる。関連銘柄の研究は怠らないようにしよう。
■ネクストウェア(4814) 月足 ※推奨銘柄ではありません。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。