アメリカの利下げ問題を始め、世界的に金利低下傾向が強まってきており、金相場にとって追い風ムードになってきた。
東証に上場している世界最大の金ETF、SPDRゴールド・シェア(1326)も5月29日の安値1万3200円から6月10日の高値1万3690円まで値上がりしてきた。
日足と週足チャートでは2月20日の今年の最高値1万4100円から作られていた右下がりの大きな上値抵抗ラインを上に突破してきた。
月足チャートでは2013年から作られていた大きなトライアングルを2月に上に突破していた。
週足チャートではMACDが上向きに転じ、3週線と13週線がゴールデンクロス寸前になっている。前回は昨年10月上旬に1万2920円でゴールデンクロスした後、今年2月の高値まで上昇相場が続いた。
世界的な景気悪化と金利低下という大きな流れに沿って、金への投資を考える局面に来ている。株式市場で自由に売買できる金のETFを活用しよう。
■SPDRゴールド・シェア(1326) 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。