クラウド経由でソフトウェアを提供するサービスである「SaaS(サーズ)」(Software as a Service)がこのところ注目度を高めてきている。深刻な人手不足を背景に政府も働き方改革を政策的に推進しており、企業でも業務の効率化、現場の負担軽減、コスト削減などに効果が大きい「SaaS」を導入する動きが広がってきている。
富士キメラ総研によると、国内の「SaaS」市場の規模は2022年度には6412億円で、17年度に比べ65・6%増加する予測になっている。
上場企業ではマネーフォワード(3994)、Sansan(4443)或いはスカラ(4845)といったところが関連企業だが、特に株価的に変化が強まってきたのは東証一部のスカラだ。4月と6月に付けていた1004円から1009円にかけての上値抵抗ラインを先週突破し、上放れ相場になってきた。
■スカラ(4845) 週足 ※推奨銘柄ではありません。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。