赤羽国土交通相が24日の会見で、全国の自治体に対して実施したカジノを含む統合型リゾート(IR)の意向調査について、9つの自治体が申請予定または検討中と回答したことを明らかにした。
北海道、千葉市、東京都、横浜市、名古屋市、大阪府&大阪市、和歌山県、長崎県が回答した地域だが、IRの立地区域は最大3ヵ所と定められており、いよいよ具体的な地域の選定に焦点が移る。直近で横浜市が正式誘致の名乗りを上げて、横浜市議会もIR誘致に関連する補正予算案を可決・成立させて参戦してきた。
こうした情勢で変化も出てはいるものの、やはり当初から言い続けてきたように大阪を外すことは無いと思われる。海外の事業者で大阪から横浜に乗り換える動きも出たが、大阪に関しては選定最有力候補とみていることに変わりない。
大阪カジノ関連として、7月末の東京セミナーで東証一部の東海運(9380)を中長期的にじっくり取り組もうと買い推奨したが、月足チャートは今月MACDがゴールデンクロスしてきている。これは2016年11月に565円で天井打ちして以降で初めてだ。
また、週足チャートでも6月以降先週までで陽線12本に対して陰線2本、寄り引け同値1本という非常に強い形を見せてきている。引き続き中長期的にじっくりと見ていきたい。
■東海運(9380) 月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。