代表的な逆張り指標のひとつとしてファンが多い東証1部の騰落レシオが、2月18日についに71.9まで低下した。これは今年最低だが、さかのぼると2019年1月以来1年1ヵ月ぶりの低水準である。
当時は2018年12月相場で株価が暴落状態になり、日経平均は12月3日の高値2万2698円から12月26日の安値1万9848円まで突っ込んだ。この時に騰落レシオは12月21日に68.9まで低下して70を下回り、その翌日に終値としての最安値をつけて底打ちした。今回も70を下回る寸前まで来ているので、騰落レシオファンからすれば、そろそろ逆張りで買いを入れたくなる局面に来ていた。さすがに下がり過ぎで、日経平均も案の定急反発した。
ただもう一つの有力な逆張り指標であるRCIは、18日時点でプラス65.5の水準である。RCIはプラス100とマイナス100の間を往復するので、この面からはまだまだ下げ足りない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。