新型コロナウイルスの感染拡大で、相場全体の暴落に連想してREITも地銀などからの売りが殺到して暴落した。しかし今週月曜日からは猛烈な買い戻しに火がついて一転急上昇となり、この結果東証REIT指数の今月の月足チャートは極めて長い下ヒゲを引いている。
REITはそもそも高い分配金が魅力だったが、今回の暴落で利回りが7~10%レベルの銘柄が続出したので、実に良い買い場になったと言える。早見もすでにセミナーでREITを買い推奨したが利が乗っている。
急反発で買いそびれた投資家も多いだろうが、まだまだ底打ちした直後であり、押し目を期待してよいと思われる。ただし買いの対象は業績が大きく悪化するホテル系REITは避けて、経済危機でも比較的リスクが少ない住宅系や大都市中心のオフィスビル系が銘柄数も多いので、そのあたりに的を絞るべきだろう。
※チャート 東証REIT指数(月足)
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。