新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていないが、経済活動再開でまた感染者が急速に増えてきている。そうした中で金相場が値上り基調を強めており、東証に上場している世界最大の金ETFであるSPDRゴールドシェア(1326)は、今週1万8120円まで値上りして上場来高値を更新した。
月足チャートは巨大なボックス上放れからの上昇相場だが、金の値上りが止まらない背景にあるのは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い経済活動が再び大きな影響を受けるので、結局今後も長期にわたって低金利状態が続くとの見方が底流にあるためとみられる。
NYの金相場は現在1800ドル前後の水準にあるが、ゴールドマンサックスは1年後に2000ドルに達するというレポートを公表した。
※SPDRゴールドシェア(1326)月足
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。