新型コロナの感染者拡大に日本中が恐れを感じており、自治体によっては独自に緊急事態を宣言するところも出てきた。このためまた巣ごもりムードが広がってきており、株式市場でも関連株が注目されているが、外出せずに暮らしたり仕事をするとなれば宅配サービスに頼ることになる。このため個人向けの宅配に強い丸和運輸機関(9090)や佐川急便のSGHD(9143)の株価の値上がりが目立っている。
宅配と言えばやはり宅急便のヤマトHD(9064)を抜きにすることは出来ない。4-6月の宅急便の総数は4億9100万個で17.1%も増えた。先日発表された4-6月決算では営業利益が前年同期の61億円の赤字から99億5300万円の黒字に転換して業績向上も確認された。
株価は月足チャートで7月末に3ヵ月線と24ヵ月線がゴールデンクロスしたが、前回は2018年1月末に2,812円でゴールデンクロス。そこから2018年9月の高値3,559円まで26.5%値上がりしていった。その時以来2年7ヵ月ぶりにまたゴールデンクロスしてきたので、今後の動きが注目される。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。