菅政権は国際金融都市構想を掲げて、東京、大阪、福岡の3都市で競わせる方針と報じられた。香港がその地位を失いつつある状況をとらえてのものだが、そこで注目されるのが、日本を代表する金融センターと言える東京・兜町を本拠地とする平和不動産(8803)だ。同社は東京証券取引所や大阪取引所の建物を所有しており、現在兜町の一大再開発に取り組んでいる。
週足チャートをみると今年2月の最高値3,545円と6月の戻り高値3,225円を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインを先週突破して、大きな三角もちあい上放れの形になり、週足のパラボリックが陽転。今週は5週線と40週線もゴールデンクロスしてきた。他の主要不動産株とまったく違うチャートの形になっている。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。