このところ中国の株価が強い上昇基調を保っている。上海総合指数の週足チャートは昨年7月の高値3,458、同じく8月の高値3,456、そして12月の高値3,633でそれぞれ止まっていたので、おおよそ3,450~3,460のところで大きな上値抵抗ラインが作られていた。
しかし12月末から突然急上昇して、この抵抗ラインを突破してチャート的には綺麗な上放れ、ブレイクアウトの形になった。その後も順調に3,622まで上昇して2018年1月の高値3,587も3年ぶりに抜き、2015年12月以来の高値になった。今年は中国共産党結成100周年の記念すべき年であり、なりふりかまわず経済対策を進めるだろう。株価はそうした方向性を素直に反映しているとみられる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。