首都圏を除いて緊急事態宣言が解除された。このため春の行楽シーズを前に鉄道、航空、宿泊など旅行関連株の動きが注目される。これらの業種はまだ業績回復が充分ではないところが多いが、その中で先頭を切って非常に良い業績を叩き出してきているのが航空券予約サイトを運営している東証1部のエアトリ(6191)だ。
先日発表された今期第1四半期(昨年10-12月)の営業利益は7億6300万円、前年同期比3.76倍の大幅増益となった。この結果21年9月期通期の営業利益計画4億4900万円をスタートの3ヵ月で早くも軽く上回った。従って通期の業績についても今後上方修正の期待が高まってくるだろう。
株価は2月相場で急伸した後一服の形になっていたが、今週は出直りの動きを見せている。好業績の裏付けのある旅行関連株としておおいに見直す余地があるように思う。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。