持ち株を半分利食って、残り半分の買いコストは0に等しい状態で倒産でもしない限りびくともしない財産として長期投資で持続していただいている東証2部のインスペック(6656)だが、今週好材料が発表された。
初めて自動車分野向け検査装置であるロールtoロール型検査装置の受注を獲得した。今期の業績にはインパクトにはならないが、同時に会社側は、これを契機に本命であるロールtoロール型シームレス露光装置の市場も立ち上がってくるとの見通しを示した。2019年12月から20年2月にかけて大上昇相場に発展した材料がいよいよ動き出したと言える。
株価は20年2月の高値6,250円から大きく下げたが、5月の安値1,847円で大底を打ったと思われる。長期投資で取り組んできたので、目先の株価を気にせずにじっくり見ていこう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。