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騰落レシオでは逆張り買いの頃合いに入っている2021.12.03

 今週日本株全体は急激な下げ波乱の形になったが、代表的な逆張り指標のひとつである東証1部の騰落レシオ見ると、今週11月30日に日経平均が27821円に急落して終った日に71.5まで低下した。これは今年最低で昨年3月のコロナ暴落の大底以来の低水準である。昨年3月の大底以降振り返ると騰落レシオは70%台に低下したところで毎回日経平均は底打ちして短期的な調整完了となっていた。したがって短期的には逆張り買いで見る局面に入ったと思う。

 一方今週はTOPIXが11月29日に終値で200日線を下回ってしまった。しかも今月は月足チャートで3ヵ月線と6ヵ月線がデッドクロスしてきた。どちらも今年初めてだ。前回10月の底打ちの時は200日線でピタリと下げ止まっていたのが今回は割りこんできたので、これは悪い形と言える。騰落レシオが示すように短期的には下げ過ぎではないかと思える状況になってきたので、ひとまずは逆張り的にとらえる頃合いに入ったように思えるが油断はできない。

 

 

※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。

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