海運株は昨年9月に最高値をつけて大きな下げに転じた。昨年9月の最高値の時の週足チャートを見ると、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手海運3銘柄は揃って大陰線包み足となり、典型的な天井打ちの形を見せた。実際その後調整局面が続いた。
直近ではその調整場面から復活出直りの動きで値上がりしてきていたが、今週は19日の急落でまた株価が崩れた。この結果今週は週足チャートを見ると日本郵船と商船三井は戻り高値で再び陰線包み足を出現させている。昨年9月の天井打ちの時と同じ形なので、海運株は今週で戻り天井を打ったと見ておこう。いかに材料があっても株価はそれを織り込んでしまえば上がらなくなる。果たしてどうなるか注意が怠れない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。