マザーズ指数の月足チャートを見ると、2020年10月の最高値1,368ポイントから今月の12日の安値620まで54.7%も下げたことが分かる。2月と3月の下ヒゲを帳消しにしての下げという悪い形であり、チャート的にはコロナ暴落の大底だった2020年3月の最安値527まで節目は無い。
逆張り指標である12ヵ月線とのカイリ率を見ると18日の終値時点でマイナス30.5%まで拡大している。2020年3月末時点ではマイナス26.9%で止まったが、今年2月末にはマイナス31.7%で底打ちして4月の高値まで戻り相場になっていた。そこからまた下げているので、まだまだ波乱含みだ。リーマンショックの大底の時は2008年10月末でマイナス49.5%まで拡大したこともあるので油断はできない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。