前々号の当コーナーで、「中国株の出直りに期待」と書いておいた。当時上海総合指数は3,195のレベルだったが、その後順調に上昇して6月15日には一時3,358の高値を付ける場面があった。
週足チャートでは5週線と13週線およびMACDがゴールデンクロスしたが、日足チャートの一目均衡表でも今月に入ってから雲の上に抜け出した。これらはいずれも昨年12月の高値以降で初めてであり、基調の変化を改めて確認する形になっている。再び上海でのロックダウンが行われるなど中国経済の減速懸念もあるが、実際には株価はこのように強い動きになっている。しばらく目が離せない。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。