ナスダック指数は昨年11月の高値から今年6月の安値まで実に約35%も下げた。しかし7月は月間で2020年4月以来の大幅高になった。この戻りはどうせこの辺りまでで終わるとみる向きがあるが、果たしてそうだろうか。3月の戻り局面の時とは違い、7月の上げは2020年4月以来の大幅高であり、週足チャートでは先週末の終値で20週線を突破した。これは昨年11月の史上最高値以降で初めてだ。
今回のように大きく下げて底打ちしてから週末終値で20週線を突破したのは、前回は2020年5月初めである。つまりナスダック指数の状況は、やはり2020年3月に大底を打って上げに転じた2020年4月から5月にかけてと同じだと言える。疑いの中で戻り相場が育つ局面とみる。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。