前号の当コーナーで「デパート株の強さが目につく」と書いた。週刊レポートで買い推奨した三越伊勢丹(3099)は順調に値上がりしてヒットになっているが、今月10日の東京セミナーでは、推奨銘柄とは別に注目株として、東京の銀座と浅草に店舗を持つデパート、松屋(8237)を取り上げた。週明け月曜日の寄り付き値1,000円から木曜日前場の高値1,089円まで順調に値上がりして、新高値になっている。
月足チャートを見ると、2018年の高値1,793円と昨年の高値1,197円を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインを今月上に突破して、大きな三角もちあい上放れのブレイクアウトの形になってきた。さらに今月は6ヵ月線と48ヵ月線がゴールデンクロスしてきたが、これも2018年の高値以降で初めてで大きな変化になっている。今週水曜日に日経平均が800円以上も急落した中で、この株は逆行高で新高値になったので、今後の展開が注目される。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。