長らく大きな上昇相場を演じていた海運株が、ついに大天井を打って株価が大崩壊してきた。代表株である日本郵船(9101)の月足チャートを見ると、3月が最高値であったが、その後も値を保つ形になっていたので、夢よ再びと期待を持って保有していた投資家も多かっただろう。しかし今週は急落して、しかも週足チャートを見ると先週末に26週線と40週線がついにデッドクロスした。
さらに今月は月足チャートでもMACDがデッドクロスしてきた。どちらも一昨年7月の安値からの上昇相場で初めてであり、ざっと2年にわたる海運株の歴史的な大相場は今年ピリオドを打ったことを確認したと言える。売り損なって高値掴みしている投資家は厳しい状況に追い込まれるだろう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。