東京市場のグロース系の株については、東証グロース指数がスタートしてから日が浅く過去に遡れないので、連続性の観点から引き続きマザーズ指数や東証小型株指数を参考に分析するのが良いと思う。
そのマザーズ指数は、10月に今年初めて10日線と200日線がゴールデンクロスしていた。続いて月足チャートでも今月は12ヵ月線を突破してきたが、これも今年初めてである。一昨年10月に1368で天井打ちして以降でも初めてであり、6月で大底を打ったことが分かる。大きな下げの後底値から立ち上がって12ヵ月線を突破したのは、前回はコロナ暴落が大底を打った直後の2020年5月だ。そこから2020年10月の最高値までさらに上昇相場になっていった。米金利の利上げ幅が12月から縮小される可能性が出てきている事から、グロース株に巻き返しの動きが強まることを期待しながら見ていきたい。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。