前回当コーナーでマザーズ指数に今年初めての強い変化が出ていることを指摘した。10月に今年初めて10日線と200日線がゴールデンクロスしていた。続いて月足チャートでも今月は12ヵ月線を突破してきたが、これも今年初めてだが、大きな下げの後底値から立ち上がって12ヵ月線を突破したのは、前回はコロナ暴落が大底を打った直後の2020年5月だ。そこから2020年10月の最高値までさらに上昇相場になっていった。
そして今週は8月と9月に作られていた760台の上値の壁を3ヵ月ぶりに突破して、ついに大きなブレイクアウトの形になり、790ポイント台まで上昇してきた。これで7ヵ月ぶりの高値になっており、日経平均やTOPIXよりもチャート的には強い形になっている。したがってグロース系の株は更に要注目だ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。