三菱商事の週足チャートを見ると、6月の最高値4,845円と8月の戻り高値4,635円を結んだ右下がりの上値抵抗ラインが作られていた。これを完全に上に突破して、大きな三角もちあいを上に放れる大ブレイクアウトの形になった。先々週の週足チャートは長い上ヒゲだったが、今週はこの上ヒゲもクリアして、上ヒゲ全否定の強いチャートの形になった。
今週は8月の戻り高値4,635円を抜いたので、さらに6月の今年の最高値4,845円も抜きに行くだろう。総合商社株ではすでに伊藤忠(8001)、丸紅(8002)、三井物産(8031)、住友商事(8053)、双日(2768)が今年の最高値を更新しており、まだ新高値になっていないのは三菱商事だけだ。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。