米株の実勢を示すSP500指数の週足チャートを見ると、昨年1月の史上高値とその後の戻り高値を結んだ右下がりの大きな上値抵抗ラインが作られていたが、ついにこれを上に突破してブレイクアウトの形になった。米小型株の指標であるラッセル指数の週足チャートでは、すでにひと足先に先々週右下がりの大きな上値抵抗ラインを上に突破してブレイクアウトしていた。
このように米株は昨年10月の安値を割り込むことなくふみとどまり、チャート的には大きく強気方向に転換してきた。にもかかわらず株価が上がるのはおかしい、またどうせ暴落すると考えている弱気派が、これから更に踏み上げ、買戻しに追い込まれていくだろう。
※こちらのコラムは会員向けレポートから抜粋したものになります。